コマンドライン(CLI)でFortiGateを設定する
概要
FortiGateはブラウザーでアクセスすることでWeb上からGUIで設定できる。 しかし、諸事情によりコマンドラインから設定することになったので、設定方法をメモしておく。
ログインする
sshで接続することでコマンドラインから設定ができる。
$ ssh admin@192.168.0.1
ヘルプを表示する
「?」を入力すると現在使えるコマンドが表示される。
# ? ←「?」を入力しても表示されない
config config object
get get dynamic and system information
show show configuration
diagnose diagnose facility
execute execute static commands
exit exit CLI
コマンドの入力途中に「?」を入力するとコマンドが補完される。 例えば、sh?と入力するとshowに補完される。
また、引数が必要なコマンドを入力した後に「?」を入力すると引数の候補が表示される。
バージョンを確認する
# get system status
設定を確認する
# show
デフォルト値を含むすべての設定を確認する
数メガバイトある設定が出力される為、かなり時間がかかるので注意。
# show full-configuration
moreを使用しない
コンソールへ設定を出力してバックアップを取りたいような場合は、 下記のコマンドでmoreを表示しないようにすることができる。
-
moreを使用しないように変更
# config system console # set output standard # end
-
moreを使用するように戻す
# config system console # set output more # end
設定を変更する
上記「設定を確認する」や「デフォルト値を含むすべての設定を確認する」で 表示されたものを見れば分かるが、設定はディレクトリのように階層化されている。 また、表示されたものがほぼそのまま設定用のコマンドになっている。
基本的に、
- コマンド「config ○○○」で設定を行いたい階層に移動
- コマンド「set △△△ ×××」で値を設定
- コマンド「end」で設定を完了
という流れで設定する。上記「moreを使用しない」を参照。
設定を保存する
設定は自動的に保存される。 Cisco製品のように「write memory」などで明示的に保存する必要はない。
設定を終了し切断する
# exit